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彩り鮮やかな職人技

今日は2023年版のTVCM用の撮影に行ってきました。

お正月にクームの新作TVCMが流れているのですが、皆さんは見たことあるでしょうか?
毎年住宅業界以外の方たちと、コラボのような形で題材を決めています。

そして今回の現場は、あの津軽びいどろで知られる北洋硝子さん!
伝統工芸品である鮮やかなガラス細工が作られる過程を、プロのカメラマンさんたちにバッチリ撮影してもらいましたよ(*'ω'*)

その様子をちょっとだけご紹介しますね。


↑とっても重くてまだ固まっていないガラスを、まるで飴細工のように整形するスゴ技!

写真の白~オレンジ色の丸い所は炉(ろ)と言います。
1500度に熱せられたそこで、ガラスを熱す→成形しながら冷やす→また熱する、を繰り返しながら形を作っていきます。
時にはガラスの中に息を吹き込み(ガラスに刺さっている棒はストローのように穴が開いています)、時には工具で形を細やかに調整しながら。
これぞまさに、職人さんたちの手仕事…!ただただ脱帽でした。

↓特別にうちの社長もコップづくりにチャレンジさせてもらいました。これがとっても難しい!!!


どの業界でもそうなのですが、ベテラン職人さんは難しい作業をどうってことないようにスイスイこなします。
速さと繊細さと、何より経験によって状態を見極める目が養われたからこそなんですね。


他にもこれまでに作ってきた作品や、自社で作り出す鮮やかな色ガラスの「もと」、炉の本体なども見せていただきました。
お話もいっぱい聞かせていただいて、中でも印象的だったのが、昭和20年代につくられた「浮玉」(昔漁師さんが網を浮かせるのに使っていたそうです)が今も残っていること!
そして、もともと一升瓶をリサイクルしてできた浮玉が、もう一度リサイクルされて新たな作品になっていることでした。


丈夫だからずっと残る・ずっと使える、新たに形を変えて使える。
よい素材をどう活かすべきか、これからの時代に即したモノづくりの在り方でもあるし、では家の作り手はどんなことができるのか? そう考えさせられるお話でした。

***

CMの編集や確認作業はこれから。
まずはCMオファーを受けてくださった北洋硝子の皆様、撮影にご協力くださった皆様に御礼申し上げます。
カッコよく仕上がったCMをお見せできるのを楽しみにしております!

津軽びいどろが気になった皆様は、こちらから 北洋硝子 さんのページにも訪れてみてくださいね(*^▽^*)