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ダイニングから始まる家

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六ヶ所村

ダイニングから始まる家

屋根の板金中

建て込みもひと段落して、板金屋さんが屋根の施工をしています。


上の写真はパースの白い外壁の所です。
平屋だけどこの部分は高くなるので、開放感バッチリ!


天窓も取り付けました。平屋で大きなお家なので、採光用のアイテムです!
この天窓の下には○○が設置される予定なので、キレイな雰囲気になるんじゃないかな~(*´ ∀` *)と今からワクワクしております。この部分はまだまだ先になると思いますが、工事が進んだらご紹介しますね!

***

板金屋さんの作業中、大工さんはダブル断熱(付加断熱)の下地組をしています。


そういえば、ここ1・2年でダブル断熱はどこのビルダーさんでも普通になってきましたね。
断熱の重要性が知られるようになり、あったかいお家が広まったことは喜ばしいことです!(` ・ω・´ )

ただ、ダブル断熱と一口に言っても、ペラペラの断熱層×2だったら…(((( ;゚Д゚)))と心配している所もあるのです…。
断熱材も種類がたくさんあって、例えばグラスウールという種類の断熱材には、更に性能・厚さがそれぞれ違う商品が出ています。そのため、ただ厚いから良いというわけでもないんです。
更にはダブル断熱の2層でどの断熱材を組み合わせるかというのも、建物の長持ち具合に関係してきます。

ここで一気に語ると長くなってしまうので、ちょっとずつご紹介していこうと思います。
手っ取り早くどんなものか知りたいという方は見学会へお越しくだされば、壁の中にどう断熱材が収まっているか実物大の断面が見れますよ!(^^)

建て込みです

今回は建て込み中の様子をお伝えします!

平屋なこともあり、大きい面積にしてはあっという間に屋根まで行きましたよ!
(大工さんがサクサクと建て込みしてくれたおかげで、シャッターチャンスがないほどでした…(;・∀・))


↓屋根の部分です、ここはこのお家で一番高い所です。


↓屋根に合板を張った後です。
緩めの勾配の屋根がずっと続くので、屋根がかなり長く大きく見えますね!


このままどんどん工事が進んでいきますよー!(≧▽≦)

床下のパイピング

現在建て込み中の現場ですが、そのちょっと前には床下の配管工事をしていました。



3本の白いパイプ、これがパッシブ換気・暖房の要です。

ガス給湯・暖房機(エコジョーズ)で温めた不凍液が中を通っていて、これが外から取り入れた冷たい空気がある床下を暖めます。
温めた空気は軽くなって、フロアに空いたスリットから部屋の中に入って更に部屋を暖めます。
そうして最後は、パッシブ換気の排気口から外に出ていく&何割かは冷めながら再び床下に戻っていきます。
パッシブ換気・暖房は上記のサイクルを繰り返すことで、お家をまんべんなく暖めつつ換気もします。

この床下暖房はエアコンでもできるのですが、床下にまんべんなく暖かさを行き届かせるにはパイピング方式が一番適しています。

間仕切りがほとんどない間取りでコンパクトなお家なら、エアコンでも良いかもしれませんが、個室が欲しいなぁというという場合が多いですよね。その場合、壁に合わせて床下の基礎も立ち上がりを作るので、エアコン1台だと暖かい空気が届きにくい所が出てくるんです。
エアコンを使う工務店さんには、基礎の形を特殊なものにする場合もあるそうですが、基礎屋さんも大変そうです…(;・∀・)

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お家は長く住むものですから、長期的に見てコストパフォーマンスが良い、メンテナンスもしやすいお家にしたいですよね。
安く建てたけど、すぐ設備の交換、外壁の張替・塗り替えなんてあったら…。住宅ローン+リフォームローンなんてことになるかもしれないんです((+_+)) さらに車のローンやお子さんの教育ローンなどもありますしね…。
良いものを長く使うのが、最終的に安い。というのは家に関しては顕著ですよ!(` ・ω・´ )

平屋は広い基礎

前回から続いた基礎工事は、今は生コン打設も終わり型枠も取れました。
現在木材のプレカット屋さんと、自社の加工場でお家を支える構造材や屋根の加工をしています!

今はこんな感じです。(今回はちょっと気合いを入れてパノラマの写真にしてみました(^^)!)

やっぱり平屋の基礎って大きいですね~!
およそ40坪のお家なので、十分な広さの総2階のお家がそのまま平屋になった感じをイメージしてみてください。
通常の2階建てのお家なら、この半分位の基礎の大きさです。
(いまいちピンと来ない…(-ω-)という方は、七戸町の駅前の平屋の見学会にお越しください♪)

ここ何年かで平屋を希望する方がちょっとずつ増えてきた印象を受けます。
やはり皆さん、ライフデザインをした上で将来を考え平屋を選ばれているようです。
平屋は基礎や屋根などが増えてしまい、総2階と比べるといくらか割高になってしまいますが、暮らしやすさという点ではとても便利です。(特に膝が痛いとき、とても助かります…)
将来足腰が弱ってしまったり、骨折してしまったら…と考えると、介助が必要な人にもお手伝いしてくれる人にも優しいお家にできたら良いですよね。

さて、逆に平屋のデメリットと言えば、コスト以外にそもそも広い土地でなければダメだということです。八戸や三沢・十和田の街中となると大きい平屋は難しいかも…(´・ω・`)でも、ちょっと郊外や近隣の町村には広い土地があるかもですよ!
(クームでは七戸十和田駅と小学校の近くに広々な分譲地を作ってますので、そこも是非!笑)

他には、大きくなるとお家の中心は暗くなってしまう問題もあります。
でも大丈夫!天窓を設けたり、間取りを工夫して大きな開口から光を届けたり、部分的に2階のように高くしてハイサイド(高窓)から光を取り込んだり、色々な方法で解決できますよ(・∀・)!
このお家では天窓を採用してます。どんな雰囲気になるか楽しみです!

工事が始まりました

土留めを作ったらお家の基礎工事の開始です。


基礎を作る場所をショベルカーでどんどん掘ります。(床掘、とこぼりと言います)
その後、本格的に基礎を作るために地面コンクリートで均す、捨てコンをします。


この写真は捨てコンも終わって、その上に断熱材のEPS(蟻が食害しないように処理された白い発泡スチロール)と防湿フィルムを張っている所です。
地面から湿気が上がってくるので、防湿フィルムで防ぎます。

コンクリートだけでも湿気は防げるんじゃないの(・ω・`)?と思うかもしれませんが、意外とコンクリートは湿気を通します…!
布基礎の場合ですが、土間のコンクリートは60mm以上だと大丈夫だとされています(住宅金融支援機構の仕様の1つです。)
クームでは、150mmのコンクリート+防湿フィルムを使っているのでご安心ください~(*^ ^*)

さて、この後は土間の部分や基礎の立ち上がりを作っていきますよー!


***余談***

※住宅金融支援機構とは?

住宅ローンのフラット35で有名です。
旧名は住宅金融公庫、今でも公庫と言われる場合が多いかもしれません。
この団体はフラット35という、35年間ずっと固定金利のローンを扱っていますが、そのローンを受けるためにはお家の仕様に制限があります。
「安全で価値のある住宅にしかお金を貸しませんよ。最低限この仕様は守ってくださいね」ということで、日本の住宅仕様のバイブルを作っている団体とも言えます。

最近は色々と法令も改正されそうなので、建築士は日々勉強なのです!(` ・ω・´ )