PROJECT

ゆとりある2世帯の家

ゆとりある2世帯の家

十和田市

ゆとりある2世帯の家

こっちは実際の木です

少し前まで大工さんが外壁を張っていました。


建築日誌やギャラリーを見た方の中には、この外壁どこかで見たことある!と気付いた方がいるかも?
今施工中のこのお家でウッドシェイクという窯業サイディングの外壁を採用してましたね。


こっちは窯業系ではなく、本物の木でできてます。
経年で色が抜けていき、それからシルバーグレーに変わっていきますよ。何年か後には風格のある佇まいになってくれます(*'ω'*)



さて、お家全体はこんな感じです。
これから外壁の塗り壁やタイル部分の工事が始まりますよ~!

造作工事中です

現在、中では造作工事中です。


カウンターや格子などを作っているのですが…、現場に何やら不思議な形をした材料が届きました!


これはいったい…? 感のイイ人ならピンとくるかもしれません。
もう少し工事が進めば全体像が見えてくるので、お楽しみに(^^♪

大工さんの工事がひと段落した後は、エコカラットも貼られる予定です。
最近クームでは塗り壁とエコカラットなどの調湿機能のあるアイテムが大人気です。
柄や色もたくさんあって、クロスとはまた違った良さがありますよね。
仕上げ段階になったら、この建材のご紹介もする予定ですよ~♪

2方向に開く窓のお話

今回はお家を作る部材にクローズアップ! 窓についてお話したいと思います。
※ちなみに1回目はこちらで紹介してます。

結構前の写真になるのですが、下の写真の窓の開き方が見えるでしょうか?
窓がお家の中へ倒れるように開いています。


ある窓のメーカーさんでは2アクション窓という名前で販売している窓です。
(窓の種類としてはドレーキップと言い、国内でもこっちの名前で出しているメーカーさんが多いかもしれません。)

さて、この窓は「2種類の動き方」をします。
窓の横縁を軸にして内側に開ける内開きと、上の写真のように内側に倒れてくる内倒しです。
実際に動かしてみると、窓のハンドルの向きを変えるだけで違う開け方ができるので、最初はみんなびっくりしますよ(` ・ω・´ )!

この2種類の開き方ですが、内倒しはそんなに大きくは開きません。
ただ、このおかげで大きく開く窓よりは防犯性が上です。天気の良い日に洗面室の窓をちょっとだけ開けてお出かけ、というのができますね。

内開きの場合は大きく開きます。
室内からお掃除できるので、2階の窓がこのタイプだと便利です!
他にも、もしフラワーボックスを窓につけたいとか、緑のカーテンを作りたいという人は内開きができる窓がオススメです。(引き違いでも良いですが、こっちの方が気密性が高いのです!)
窓の外にあるものにぶつからないので、クームでは外付けブラインドを付ける場所は、スライド式かこの窓をよく使っています。

外から見るとただの窓ですが、どんな窓を選ぶかは用途しだいで結構変わるんですね!

スッキリ収めは施工が大変!

いきなりですが問題です!
下の写真はある設備を天井に埋め込んでいるのですが、ある設備とは何でしょうか?!


正解は…この記事の一番下で!

***

内部工事は石膏ボードまで進んでいます♪
下の写真は1Fの勾配天井を見上げた所です。この天井が2Fの壁の途中にぶつかるので、真四角のお家と比べると壁の作りが変わってきます。


石膏ボードが貼られると、面がスッキリしてきますね!
しかし、このお家は勾配天井が複数あるのと、部屋によって天井高が異なるので、見えない所や断面図などは結構複雑になってます!
(お家の性能を計算するときに、断熱材がどこに施工されるか立体イメージを描いたのですが、今までで一番難しかったです…(; ・` д・´ ))
外から見ると屋根と壁が連続しているので、外の壁・屋根に断熱材がぐるーっと入って、すっぽりお家を包んでいるイメージを持たれるかもしれません。
ですが、お部屋ではない所まで余計に断熱材を入れてコストを上げないように、複雑な“断熱境界”になっていることがあるんですよ!

***

さて、はじめに出したクイズですが、答えはエアコンです!
みなさんエアコンというと、壁掛け式の長方形タイプを思い浮かべると思いますが、ビルトインタイプのエアコンは天井に収まっちゃうんですよー!

このビルトインタイプは壁に取り付けないので、風を吹き出す方向が1方向(エアコンの真正面)に制限されません。(普通のエアコンも風向きを変えられるのがありますが、壁のせいで真逆方向には送れないですよね)
このお家で選んだのは風を2方向(一方とその反対向き)に吹き出すタイプですが、4方吹出しというエアコンの周り4方向に風を届けるのもありますよ。

ダウンライトにすると天井がスッキリに見えるように、エアコンもビルトインタイプはスッキリしますよ♪

瓦施工中です

屋根瓦の施工も進みましたよー!


この瓦は表面はつるつるではなく、少しうねるようなデザインです。
この写真には写っていませんが、雪止めも一体化された瓦もありました!
つなぎ目がなく一体成型できるのは、板金系の屋根にはない利点ですね。


さて、この瓦、施工中はどんなだったかと言うと、



なんだか部品1つ1つがすごくハイテクっぽい(゚д゚)!
瓦って、空手選手が割るときに使うあの形しかイメージになかったのでびっくりです…!

瓦の枚数や配置図をチェックしながら施工します。
瓦の下に飛んできたゴミが入らないように、ブロアー(風で吹き飛ばします)とちりとりも一緒に置いて作業しますよ。
この日も、瓦を施工するときはいつもお願いしている、岩手県盛岡市の業者さんに頑張ってもらいました!

下の写真の穴が開いているものは、換気用の部材です。
屋根と瓦の間にこれを設置することで、換気を促し屋根の湿気を逃がして、お家を長持ちさせてくれます。
お家って、見えない所の工夫がいっぱいあるんですね♪