PROJECT

ゆとりある2世帯の家

ゆとりある2世帯の家

十和田市

ゆとりある2世帯の家

屋根も熱をカット

今、外部はこんな感じです。
窓もついてだいぶ完成イメージに近づきましたね。


中の進み具合は、断熱入れまできています。

ここでちょっと天井の白い物にご注目ください。


これは遮熱パネルというものです。
屋根に降り注ぐ太陽の熱を遮ってくれます。
勾配天井や屋根裏に空間がないフラットルーフ(勾配の少ない、ほぼ水平に見えるような屋根)などで使われます。

屋根裏に空間がある場合は、換気口(換気扇ではない自然換気)を設けて屋根から伝わる太陽の熱を逃がすことができます。これを小屋裏換気と言います(小屋裏=屋根裏だと思ってください)。
もしこの小屋裏で換気しないと、夏の小屋裏は60℃以上にもなるそう!
これでは断熱してもじわじわ天井から熱が伝わってしまいます(>_<)

そして先ほどの遮熱パネル。これは小屋裏空間がないときに使うんです。
パネルは熱を遮るだけでなく、中は通気できるようになっています。
うまく熱を逃がす方法を取り入れて、どんな屋根の形でも灼熱からお家を守っているんですね(・∀・)b

雰囲気がわかるようになってきました

壁や屋根になる合板がついて、空間としてお家の形が分かるようになりました。



内部も将来壁になるところが分かるようになっています。
この段階まで来ると、お施主様といっしょにスイッチやコンセントの打ち合わせをします。

プランの段階で、設計者はこういう風に暮らしてほしい、そのために人の動きを自然に誘導するには…?ということまで考えて、スイッチやコンセントの位置を配置していきます。
座った時の目線を考えればここだし、部屋の出入りにはスイッチはこの場所にあった方が良いな。でも、デザイン的にスッキリさせるなら、他のスイッチやコントロールパネル類とまとめてある方が良いし…。などなど、色々考えているんですね(` ・ω・´ )

そして実際に建て込みが進み、暮らしているイメージが想像できるようになった段階で、お施主様の希望に合わせて、配線をプラスマイナスさせていきます。
例えば、寝るときはいつも左側を向いて横になるからスマホの充電にはこっちのコンセントが良いなーとか、自分は朝スムージーだけど、家族はレンジもコーヒーメーカーもホットサンドメーカーも使うし、コンセントはいっぱい欲しい!とか、その人の暮らし方によりカスタマイズさせる感じです。

***

場所は変わって、ここは下屋(1Fの)屋根です。


屋根材は最近のクームでは珍しく、瓦を使います!
一見瓦のようにぽこぽこ?したTルーフを使うことは多いのですが、プロヴァンス風以外のお家で瓦を使うことは近頃なかったので、仕上がりが楽しみです!(*' ▽' )

建て込み

8月になってからずっと天気の悪い日が続いていますね(´・ω・`)
おかげで建て込み以降がちょっと大変です…。

夏休み前には建て込みがあらかた完了していたのですが、他の現場との兼ね合いもあり、サクサクとは進めませんでした(>_<)


土台を敷いて、


建て込みをしたら、翌日以降天気の悪い日が続いてしまい…養生をしながらの作業となりました。




今日から壁の合板を貼る作業に入ります。
ここからはペースを上げていきたいです!( ・` д・´ )=3

レーザー光線!

引き続き基礎の作業です。

これは生コン打設前の型枠の様子です。


さて、ちょっと↓の写真を見てみてください。



赤い線が見えますか?
これはレーザー墨出し機(現場ではよく、“レベル”と言っています)から出たレーザー光線です!
墨出しという名前の通り、水平の基準線を引くのにとっても便利な道具なんです。
基礎天端の高さはここまでだよーという基準を求めるために使っています。


ちなみにこのレーザー墨出し機、大がかりな工事でなくとも、意外と使い道のある機械です。
例えば、基準にできそうな目印のない壁に、ぴしっと水平にポスターを貼りたい、まっすぐに棚を作りたいという場合。
レーザーでぱぱっと水平線がわかっちゃいます!あとは、その線に沿って貼るなり、マスキングテープでガイドラインを作るなりすればOK(・∀・)b
形もカッコイイのがいろいろ出てます。
ガジェットフリークな皆様、建築機器も面白いのがありますので探してみてはどうでしょう?(^^)

基礎工事が始まりました

造成が済んで、基礎工事が始まりました。



すごい土の量です!
大きいお家は、床掘(とこぼり:基礎の形に土を掘ること)だけでかなりの量が出ます。



基礎の下は砕石を敷きます。

これは基礎を作る前の準備段階で、捨てコンクリート(捨てコンと略します)を打つ前の状態です。
捨てコンは基礎を正確に作るために印をつけたり(墨出し)、型枠をしっかり固定するためにあるんですよ。