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家族が集まる家

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十和田市

家族が集まる家

土台も厚い!

建て込み(フレーミング)の前には土台敷きです。

まずは、外側の基礎の立上がりに黄色いシートを敷きます。防湿&気密性があり、これを敷いて上まで引き上げることで土台部分の気密性を高めます。

ちなみに、金属の棒が突き出ていますが、これはアンカーボルトと呼ばれるものです。基礎の中に固定されていて、これで土台を固定します。
その上に気密パッキンという黒いレールのようなものを設置します。
この素材は樹脂のやわらかさと石の硬さを併せ持つ優れもので、土台の下に敷くことで家をしっかり支えつつも、やわらかさで空気の入り道をシャットアウトしてくれます。

このパッキンの上に土台を敷くとこうなります。


このお家、基礎のEPS(断熱材)も厚かったのですが、土台も分厚いです!140mmもあります!

通常枠組壁工法の時は、ツーバイフォー(2x4)で89mmの土台です。
ですが、今回は外側の壁がツーバイシックス(2x6)になるのでこんなにあるんです。
その分壁の断熱材もいつもより増し増しですよ!

***

ツーバイ○○……なんとなく、長さが違う?
でもどこがどういう長さなのかよくわからない…という方、いらっしゃいませんか?
軽くではありますが、ツーバイ材についてご説明しますね!(工法については、またの機会に!)

ツーバイ材は全世界で規格寸法が決まっています。
2x4、2x6、…2x12など種類がありますが、それぞれ204、206、212と表現することも多いです。

また、ひとくくりでツーバイ○と言っていますが、ワンバイ(1x○)、フォーバイ(4x○)というのもあります。この○にはインチ単位の長さが入ります。
ということで、2x4を基準にした規格寸法木材のことをツーバイ材と言うんですね!

長さはフィート(ft)で表します。アメリカ生まれの規格なので、メートル法ではないんですね~。

よく使うものを表にしてみるとこんな感じになります。

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更に余談。
インチと実際の寸法が違う!と思ったあなた!
木は乾燥するとちょっと縮むのですが、1インチは25.4mmだから、それだけでは説明できない誤差がありますよね。

規格で定められているから、だけで済んでは面白くないです。
ということで調べました!
→もともとはインチ通りだったのが、枠組壁工法発祥のアメリカやカナダで木材需要が増えた+サイズを小さくしても問題ないことから、寸法ごとに1/2インチ~3/4インチ小さいサイズになったそうです。

それでいくと、2x4は実際は1.5x3.5になりますね。計算してみると1.5x25.4=38.1[mm]、3.5x25.4=88.9[mm]。四捨五入すると確かに表と同じです!
同様に、2x6は1.5x5.5。
2x8、2x10、2x12は3/4インチ引いて、1.5x7.25、1.5x9.25、1.5x11.25になります。

枠組壁(ツーバイフォー)工法自体は、19世紀のアメリカ生まれ(ゴールドラッシュとか西部開拓時代の時です!)です。それが普及していく過程で時代背景や需要で形が変わり、それがずっと残る・使われていくというのは、なんだか壮大な話ですね…。

以上、ちょっと長い余談でした!