床下のパイピング
現在建て込み中の現場ですが、そのちょっと前には床下の配管工事をしていました。
3本の白いパイプ、これがパッシブ換気・暖房の要です。
ガス給湯・暖房機(エコジョーズ)で温めた不凍液が中を通っていて、これが外から取り入れた冷たい空気がある床下を暖めます。
温めた空気は軽くなって、フロアに空いたスリットから部屋の中に入って更に部屋を暖めます。
そうして最後は、パッシブ換気の排気口から外に出ていく&何割かは冷めながら再び床下に戻っていきます。
パッシブ換気・暖房は上記のサイクルを繰り返すことで、お家をまんべんなく暖めつつ換気もします。
この床下暖房はエアコンでもできるのですが、床下にまんべんなく暖かさを行き届かせるにはパイピング方式が一番適しています。
間仕切りがほとんどない間取りでコンパクトなお家なら、エアコンでも良いかもしれませんが、個室が欲しいなぁというという場合が多いですよね。その場合、壁に合わせて床下の基礎も立ち上がりを作るので、エアコン1台だと暖かい空気が届きにくい所が出てくるんです。
エアコンを使う工務店さんには、基礎の形を特殊なものにする場合もあるそうですが、基礎屋さんも大変そうです…(;・∀・)
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お家は長く住むものですから、長期的に見てコストパフォーマンスが良い、メンテナンスもしやすいお家にしたいですよね。
安く建てたけど、すぐ設備の交換、外壁の張替・塗り替えなんてあったら…。住宅ローン+リフォームローンなんてことになるかもしれないんです((+_+)) さらに車のローンやお子さんの教育ローンなどもありますしね…。
良いものを長く使うのが、最終的に安い。というのは家に関しては顕著ですよ!(` ・ω・´ )