設備機器を取り付けました
設備機器の取り付けが終わりました。
内部では電気屋さんが照明のスイッチをつけたり、
火災報知器をつけたり。
ところで皆様、火災報知器の電池をチェックしてますか?
火災報知器の設置が義務付けられてから、もう10年ちょっと経ってますね。
ホームセンターで買ってきて、付けてそのまま…という方が多いのではないでしょうか?
物によっては電池交換ができないタイプもあり、取り換える必要もあります。
これを機にチェックしてみてくださいね!(` ・ω・´ )
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他には暖房屋さんがパネルヒーターを取り付けましたよ。
なんだか「うんてい」のような形してますね(・∀・)
ゆるくカーブのかかっている所にタオルを掛けると、早く乾いてとっても便利♪
この暖房機器ですが、中に放熱器を設置するだけでは動きません!
室外機(ヒートポンプユニット)を設置して、そこで得た熱をお家の中まで運ぶ必要があります。
そのために、こんなに風に配管をお家の中へ通していきます。
配管と基礎の隙間を埋める処理をして、機器と接続したら設置完了です!
※
ヒートポンプは熱を作るというよりは、空気から熱を取り出す、移動させるといった方が正しいです。
また、熱交換という言葉が出てきますが、これは「冷たい物を握っていると、物はぬるくなり、反対に手の表面はちょっと冷える」、の温度変化が大きい版だと思ってください。接した物同士で熱を与えたり、奪ったり、熱を伝え合う=交換しているわけです。
理科で習う、気体が液体になるときの蒸発熱・液体が気体になるときの凝縮熱も利用しています。
さて、ヒートポンプを使った暖房で、お家の中が暖かくなるころ、室外機はせっせと外の空気を取り込んでは、更に冷た~い空気を吐き出しています。(この時、吐き出された空気は露点を下回っていて結露します。すると室外機から結露水が出ます。場合によってはマイナスの外気で凍っちゃうことも…)
この時、外の空気にあった熱は、室外機の中を通る冷媒のガスに移されています。
(ガスと言っても、液体ガスがあるように、気体と液体どっちにもなります('ω'))
冷媒は途中で圧力をかけられて一気に高温状態になり、更に室内にある熱交換ユニットの中で温水に熱を移していきます(このとき冷媒は液体になり、凝縮熱を出しています)。
温水に熱を移したことで少しぬるくなった冷媒は、今度は膨張(低圧状態に)させられて、更に温度は低く気体と液体が混じりあった状態になります。
この冷媒がまた室外機まで戻ってきて、外の空気の熱を移されて気体になり(蒸発熱)、再度圧力をかけられ…とサイクルが続いていきます。
熱を伝え合う+液体・気体の状態変化が入っているので、複雑になってはいますが、基本は外の空気の熱を家の中まで運んでいると考えればOKです!