PROJECT

スキップ&ピットのある明るい家

スキップ&ピットのある明るい家

十和田市

スキップ&ピットのある明るい家

束が届きました

事務所に鋼製束(こうせいづか)が届きました!
束も来たので、建て込みが始まりますよ~♪

重かったけど、運ぶのに良い運動になりました~(*´ ▽` *)=3


さて、鋼製束とは床を支える部品の一つです。
床や壁の下には、基礎のコンクリートの立上りがある所とない所があるのですが、鋼製束は立上りのない所を支えてくれます!

ところで、もしこの鋼製束がなくなったらどうなるでしょうか…?
場所によってはジャンプしたら(もしかしたら歩いただけで)床がミシミシ…。
とっても重いものをいくつも置いたら、最悪床が「抜ける」かも…((((;゚Д゚))))
ちなみにグランドピアノなどの超重量級の物を置く場合は、特別な補強が必要ですよ。

基礎の立ち上がりの間隔が狭い所は問題ないかもしれませんが、LDKが連続した大きい空間なんかは、基礎の立ち上がりも少ない場合があります。
そういうときは、床の下にある根太を支えるように、大体1.82m※の間隔で鋼製束を入れてあげるんですよ。目立たないけれど、床下の力持ちです!(・∀・)9

※中途半端な長さなのは、日本のお家で使われる長さの基本単位が、慣例として“尺:しゃく”がほとんどだからです。(これを尺モジュールと言います)
例えば床合板なんかは縦横3尺×6尺の大きさで、これをメートル法にすると910mm×1820mmになります。
鋼製束は寸法の決まった材料を過剰にならない程度の、ちょうどいい間隔で支えるように配置されるんですね。


あと、この鋼製束は床鳴りのメンテナンスでも活躍しますよ!
頑丈なんだけれど、長さを調整できるフレキシブルさも持ち合わせている材料なので、床がギシギシ言わなくなるまで束の長さを長くしたり、新たに鋼製束を追加することもあります。

※木はだんだんと水分が抜けて痩せていく素材です。
建てた当時はピッタリ木材同士が重なっていても、何年かすると痩せて隙間ができて、それが原因で床鳴りしちゃうんです(´ ・ω・` )
でも、すべてのお家で木が痩せたからといって、床鳴りするとも限らないわけで…。そこの所、難しいです(; ・` д・´ )