断熱・気密処理
内部は断熱材入れ、気密処理まで進みました。
断熱材は枠に対して「ちょうど良い」大きさでこそ、力を発揮します。
大きすぎるものを押し込んだり、隙間が空いていると性能が悪くなってしまうのです!
そこで袋の中に入っている断熱材を取り出して、ちょうど枠の中に納まるサイズにカットします。
※断熱材の多くは“保持した空気を動かさない”ことで、熱の伝わりを緩やかにします。
この写真で使っているグラスウールは、綿のようにフワフワしていますが、ギュウギュウに詰め込まれると、空気を保持する隙間がなくなってしまいます。
また、枠よりも断熱材が小さくても、断熱材のない隙間は熱が伝わりやすいままなのです。
ちゃんとグラスウールを施工できる技術者なのか、マイスター認定制度というのがあって、クームの社員大工さんは座学講習と実技講習に出てもらってます(*'▽')
通常“天井断熱※”は、ロックウールという断熱材を業者さんに吹き込んでもらいますが、面積が小さいところは大工さんがグラスウールを手詰めすることもあります。
※天井断熱をしている場合は、部屋の天井が勾配がなく、水平になっていることが多いです。
(例外もあって、天井は平らなんだけど屋根材のすぐ下に断熱層がある“屋根断熱”のときもあります。そこは設計によっていろいろです。もし気になる方がいたら、お家の仕様書の断熱材の記載を見てみましょう!)
断熱材を入れ終わったら、気密を確保するための気密シートで壁を覆ってあげます。
それがひと段落したら、石膏ボードやフロアを施工していきますよ!