和室の造作
内部では造作工事が進んでいます。
ちょっと前から和室に取り掛かりましたよ!
↑は障子がスライドする敷居や鴨居部分を作っているところです。
溝を掘っていますが、すごい木くずの量!Σ(・ω・ノ)ノ!
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こっちは杉の絞り丸太(しぼりまるた)の柱です。
表面がナミナミ・しわしわしてますね。
(この模様は、山で育っている状態の木に添木を当てて作るそうです。木が成長して伐採・添木を取ると型がついている!ということだそう(*'▽'))
断面はこんなふうになってます。
材の真ん中まで切れ目が入っているのは、背割り(せわり)と言って、意図しない木材の割れを防ぐためのものです。
背割りをせずに丸々一本使うと、表面から木材が乾いて縮んでいきますが、木材の内部にはまだ水分があります。そうすると内部は表面の縮みについていかないので、ひび割れの原因になってしまいます。
これが背割りをすることで、乾燥を促進させる+乾燥で縮む部分を背割りの部分に集中させることができるんですね!
ちなみに背割りによって、木材の強度が落ちるのでは…?と心配する方もいるかもしれませんが、数%程度だそうです。
(少なくともクームでこういう材を使うときは、構造材として過重がいっぱいかかるような使い方はしていない+お家をちゃんと支えるように他の部分で適切な柱を使うように計算しているので大丈夫ですよε-(´ ∀` *)ホッ)
そういえば、お家のことを何も知らなかった頃は、柱にでっかいひびが入ってる!Σ(゚д゚lll)とびっくりしたことがあったなぁ…と昔を思い出しました(笑)