光を沿わせる
昨日はクロス検査に行ってきました!
↑の写真、部屋の色合いがなんとなくいつもと違うのが伝わるでしょうか?
白のクロスを使うことが多い天井や壁を、今回はグレーを使っているのです(*'ω'*)
「古民家風」と聞くと、真っ白で明るい空間というよりは、ちょっと暗くて青白い光が射しこんでいる…そんなイメージがありませんか?
(古い日本映画のような、あのフィルムのザラザラ感が伝わってくるような…)
LDKは広いので色が明るく見える+大開口があるのでそんなに暗くなりすぎず、でも眩しくなくてイイ感じ!
その大開口の外側では、ウッドデッキの施工待ちです。
こちらは後ほど大工さんがデッキ材を留め付けに来ますよ。
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さて、このお家。設計者が皆さんにご紹介したくてうずうずしているこだわりが詰まっているのですが、その中から一つお伝えします。
↑の写真の天井にご注目ください。
勾配のある天井面に沿って流れるように、外から光が入っています。
↓窓の取付位置を天井面ギリギリまで上げることで、壁際から光がキレイにグラデーションを作っています。
普通なら窓と天井の間には距離(壁)があるので、たいていその間の壁が少し暗くなります。
とはいっても、それで暗さを感じることはありませんし、生活していても全然気になりません。
でもそういう所(こういうのを収まり:おさまりと言います)にこだわるのが、設計家という生き物なんですね…(;・∀・)
収まりが良いとなんとなく心地良い、なんとなくスッキリする。
普通は気づかない所をストイックに改善しているので、見学会や内覧会がある場合は注意深く探してみてください!