建て込みが始まります
基礎が完了して今週は建て込みです!
↓はまだ土台が乗る前の基礎。
飛び出ているものがアンカーボルトと呼ばれる、土台を基礎と緊結するボルトです。
建て込みが始まると見ていて楽しくて、周りのお家の方も興味津々になると思いますが…。メインイベントが本格的に始まる前に、ちょっとだけ基礎のコンクリートについてご紹介していこうかと思います(*'ω'*)
↓は生コンクリート(まだ固まる前のコンクリート)を流し込んでいる写真です。
コンクリートって仕上がると灰色で表面がサリサリ・スベスベ(?)していて、あまり凸凹があるように見えないですよね?
だけど写真はジャリジャリしたのが見えます。
ところでコンクリートの材料ってご存知でしょうか?
種類で分けると、水、セメント、粗骨材(そこつざい)、細骨材(さいこつざい)からなります。
大まかには、粗骨材は5mm以上の砂・砂利石、細骨材は5mm以下の物を指します。
(どちらも基準の大きさの骨材が85%以上含まれているものという定義があったり、人工の軽量骨材というのもあります。住宅の基礎用途では、岩石が風化してできた砂利や砂が一般的です)
さて、砂利や砂などの大きさが異なる骨材が混じった生コンを流し込んだ後は、バイブレータと言われる機械を使ってコンクリートに振動を与えます。
↓の白い作業着の方が持っているのがバイブレータです。
バイブレータには棒がついていて、この棒をコンクリートの中に差し込んで振動を与えます。
コンクリートが型枠の隅々まで行き渡る+流し込む時に入ってしまった空気を取り除く+骨材を均等に行き渡らせる、という効果があるんですよ(・∀・)
生コンクリートが均一になったら、コテで押さえたりトンボ掛けをしたりして仕上げです。
これで床下点検しても膝に砂利が当たって痛い(>''<)、なんてことにはなりませんね!
この後は表面が乾燥しないように養生して、コンクリートが固まるのを待ちます。
乾燥しないように、というのはこの日誌でもちらっと書きましたが、コンクリートは水和反応という化学反応で固まります。その反応には水が必要なんですね。
(乾燥で固まるわけではないので、建ててからも1~2年は基礎からゆっくり水分がでてきますよ。床下の換気が重要なのはその意味もあります!)
軽いさわり程度でしたがコンクリートの説明でした。
コンクリートはと~っても奥が深いです。木造住宅だとあまり目立ちませんが、ビルとかダムとか公共建築だと主役級です。ディープな世界をちらっと覗いてみたいけど、数式とか文字の羅列を見るとウッ(めまい)となる方は、「マンガでわかるコンクリート」という本がオススメです(*'▽')b