きれいに見せるための工夫
先週からクロス工事が始まり、今は設備の取り付けも始まっています。
↓はちょっと前ですが、クロスを貼る前のパテ処理が終わったところです。
階段の壁ですが、壁と床の境目に白い線があるのがわかりますか?
これは巾木(はばき。幅木とも書きます)と言って、たいてい皆さんのおうちの壁にもついているはずです。
床のすぐ上は掃除機や足が当たりやすい場所ですが、その際の傷や汚れから壁を守ってくれるんですね。
(クロスの下地になる石膏ボードは、硬いけれどもろさもあるため、強い力がかかると凹むこともあります。巾木は足元カバーの役割を果たします)
カラーボックスや箪笥を買ってきて壁に寄せようとすると。巾木のせいでぴったりつかない!とジャマもの扱いされることもありますが…(*'ω'*;)
長くきれいに暮らすために、目立たないけど大事な役目を持っているんです。
***
さてもう一カ所、今度はドアの工夫です。
↓天井の一部に溝がありますね。これは天井に埋め込む引き戸のレールがつく所です。
天井まで届く背の高い引き戸を使うので、レールはその分天井に埋め込まれるんですね。
天井でも床でも、引き戸廻りのデザインは設計側が気を使うところです。
色が廻りのクロスや床から浮かないかどうか、戸を取り付けるための部材幅はどれくらいか。
このおうちで目指すのは、あるのが気にならない・存在を忘れるくらい、すっと空間に馴染むような仕上がりです。
(あえて「デザイン扉!太い枠!」と主張するデザインもカワイイのですよねぇ(*'ω'*)どこを目指すかはプラン次第!)