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neuk - リノベ

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三沢市

neuk - リノベ

床下の土間施工完了

解体後の土間コンの施工をリポートします!

まずは新築の基礎と同じように、土の上に砕石を敷いていきます。


転圧をかけて締固める&平らに均しますよ。


土から湿気が家の中に入ってこないように、防湿シートを敷きます。
そのあと鉄筋を設置して(コンクリートのひび割れを防ぎます)、生コンを打設します。
これを防湿コンクリート、と呼びます。



土間コンができたら、次は基礎の立ち上がりと土台まわりに掛かります。

***

前回は大まかなリノベ方針について書きましたが、今回は基礎廻りについてちょっと詳しく説明していきますね。

要所で立派な銘木が使われているこのおうちは、築約50年ほど。
(20年前くらいに一度リフォームをされているそう!2度目のリフォーム…クームを選んでもらえて光栄です)
今回解体してわかったのですが、土台や柱に腐りはなく良い状態でした!

これは、床下の換気口だけでなく、基礎と土台の間に20mm程隙間があり、そこを通して床下が換気されていたからだと考えられます。
(実際、通気パッキンという基礎と土台の間に挟み込んで床下換気させる製品があって、2023年の今もよく使われる方法です。)
ただ、床は畳だけで断熱材はなく、寒かったはず…!

そこで今回のリノベでは、基礎の内側に断熱材を貼り、換気口を塞ぐことにしました。



まずは金属製の換気口↑にさび止め塗装をして↓、換気口の劣化を防ぎます。



次は基礎と土台の間に断熱材を詰めて、隙間を塞ぎます。


大きい所はEPSという発泡スチロール状の断熱材で塞ぎ、細かい隙間は発砲系ウレタンを使います。


ちなみにシロアリへの対策もしていますよ。
シロアリが入ってくる可能性のある所には、防蟻用の断熱材を使っています。
(正確には、基礎と土台の隙間で外の空気と接する部分。主に外壁がある所です)


白いEPSの他に、↑の緑の発砲ウレタンにも防蟻成分が入っています。
この緑の発砲ウレタンは家の外側に充填して、家の内側にはピンクの発砲ウレタンを使います。
(使い分ける理由は、施工部位が広く、防蟻成分入りはピンクの約2倍のお値段がするからです。
お施主様から頂いたお金で工事をしているのですから、防蟻効果がいらない所に施工したら無駄遣いになってしまいます!)


この後は、基礎の外側にモルタルを塗って、コンクリートを保護しますよ。