砕石パイル工事
基礎工事開始前に、地盤補強工事が始まりました。
砕石パイルという、地中に砕石をぎゅっと締め固めた柱を作って、おうちを支えられる地盤にする工事です。
柱を作るための穴を掘りつつ、砕石を詰めていきます。
砂利を入れるだけでほんとに大丈夫?と思うかもしれませんが、日本のお城で見る石垣をイメージしてみてください。
あれはもっと大きい石を積み重ねていますが、ぴっちり凹凸がかみ合うように積まれていることで、上に建つ大きな建物を支えていますよね。
砕石パイルも同じように、凹凸がかみ合ってがっちりとした柱になるんです。
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※ちなみに、地盤補強工事(地盤改良ともいいます)って地面を補強するんだから、地震にも強くなる?って思う方がいるかもしれません。
が、本質的には地震の揺れを抑える、いわゆる免震・制震のような工事ではないのでお間違いなく!
(地震による液状化に耐えたり、地盤の材質を入れ替える工法なら揺れの周期を変えたり…といった機能はありますが、直接の揺れ対策とは別ですよ)
じゃあなんのための工事なの?というと、基本は冒頭でもあった「おうちを支えられる地盤」にする工事です。
例えば土がふかふかの畑に居たとして、歩くと足が沈んで足跡がくっきりできますよね。
家も同じで、柔らかい地盤に何tと重さがかかると、沈んでしまう危険性があります。
このとき均等に沈むならまだしも、傾いて沈むかもしれません!(これを不同沈下:ふどうちんか、と言います)
こうならないように、地盤の固い所まで杭を刺して家を支えたり、柔らかく浅い地盤を固化材でガッチリ固めて頑丈にしたり、といった地盤補強工事をするんですね。
(ちなみにクームでは、コンクリートパイルか砕石パイルを地盤補強に使っています)